TITLE: 電力使用量削減という緊急課題と…
AUTHOR: パルコミュニケーションズ
DATE: 05/28/2011 00:32:54
PRIMARY CATEGORY: その他
経済産業省は25日、東日本大震災に伴う電力供給不足に対応するため、東京電力と東北電力管内で15%の節電を求める電力需給対策の詳細を発表しました。
工場など大口需要家に7月1日から強制的な「使用制限」を発動する一方、病院や鉄道は制限を緩和。被災地の避難所などは適用を除外されました。
企業が共同で削減目標を達成する仕組みも導入、柔軟な対応を可能とされています。
この使用制限の発動は、1974年の第1次オイルショック以来との事。
使用制限では、電気事業法に基づき契約電力500キロワット以上の事業者に、最大消費電力を昨年夏のピーク比15%削減するよう求めています。
東電管内は9月22日まで、東北電管内は同9日まで、平日午前9時から午後8時までが対象。故意の違反者は罰金が課せられます。 (参考–時事ドットコムより)
震災から2カ月が過ぎ、今だ復興への明確な道筋が見えない中で、二次的災害と言える電力の事情により迫られる電力使用量の削減。
オイルショックから40年近く立つ今。基本、電力やエネルギーは使い放題と言う夢の様な生活を楽しんで来た事に、こういう事態に陥らないと気がつかない情けなさを今、私たちは感じているのではないでしょうか。
それにしても私たちには電気は必要です。
あれば有るほど便利ですが、原子力発電と言う玉手箱が今やこうなってしまった以上は、永遠に継続可能なエネルギーに変えて行かなければ子供たちの未来が暗雲で有ることは事実ではないでしょうか。
想定外であったからと、どんな方が弁論したとしても今の現実を誰が元に戻してくれるのか。
宇宙戦艦ヤマトが、放射能除去装置をはるか宇宙の彼方に取りに行ってくれるのでしょうか…。
原発をすぐに全部停止して、明日から違う方法で全ての電気を賄う事は不可能でしょう。
しかし10年後、あるいは20年後にたくさんの電気をクリーンなものに変えて行くことを可能にする事は、明確な目標と計画を立てれば可能だと私は考えます。
明確にして方針を示すと不思議と大きな技術革新が起きるからです。
石油と言う高効率な化石エネルギーがまだ間に合う内に、私たちの手で自然エネルギーへ変えて行かない限り、この文明は明日にでも崩壊することに私たちは気が付いたはずです。
今日、東京都内のあるお客様の所で、「今までどんなに照明をたくさんつけていたことでしょう」と多少暗くなったとしても我慢出来ることに今までを省みておられる様子でした。
この様に思っている方が、今はたくさんおられるのではないでしょうか。
確かにあちこち照明装置はこれでもかと設置されています。
都内の主に公共な場所では、今はその半分以上が間引いて消灯されています。
電車もトンネル以外は走行中でも照明が消されたりします。
それでも新聞が読めました。
当社ではこの春ECO事業部を立ち上げています。
主には太陽光発電装置を代表とする自然エネルギーへの転換と、LEDをはじめとする次世代の省エネ照明装置の提案です。
偶然にも急速に高まって行く電力削減への課題に、恐れながら少しでも社会貢献出来ればと考えています。
また、今は当社における最大の課題である地デジへの移行の期限がいよいよ近づく中で、今は全社員が一丸となって対策への取組みをさせて頂いている所でもあります。
職員も日夜真剣です。
地デジへの完全移行とオイルショック以来のエネルギー制限が重なる今夏。
厳しい夏が予測されるところですが、私たちはこれら二つの大きな課題に向けてこれからも、少しでも皆様に貢献が出来ますよう、頑張って参りたいと思います。