昨日から東京ビックサイトで開催されている危機管理産業展に行って来ました。
非常に足早でしたが、今回のこの産業展でBCP(事業継続計画)の一層の必要性を感じました。
当社が緊急地震速報に取り組む様になってから既に5年近く経過していますが、始まった当初ではBCPって何?と言った感じでした。
年々その必要性の認識が高まって来た事は感じていましたが、東日本大震災後の今年、多くの企業で緊張感の高まりとなって表れていた気がしました。
主に企業活動の継続を主旨としたBCPですが、今回首都圏の機能もマヒさせ、多くの帰宅困難者までも出した今回の震災では、「いつ発生するか解らない地震からどうやって家族や自分自身を守るのか」と言う、正に個人レベルで現実の問題として突きつけられたのだと思います。
企業活動の早期の復旧は、ダメージを受ける機械や建物ももちろんですが、最も重要な事は被災者を出さない事と、最低限の生命維持を継続することです。
企業はそこに働く社員を守ることと、その家族の安否を確認出来るように配慮することは、今回の地震から学んだ事ではないでしょうか。
企業は社員の為のBCP活動を、社員はBCPをスムーズに行う為の訓練を心がけておくことが、いざという時の命を守り、安全安心をもたらします。
今都心では自転車の通勤者が急増しています。
震災がきっかけだそうですが、いざと言うときの帰宅困難回避からだそうです。
しかし残念なことにその為の自転車事故が急増、またマナーの悪さから新たな交通問題となってクローズアップされて来ました。
今回の震災はいろんな教訓を残しました。
やはりBCPは必要です。
大きな企業はもちろんですが、小さな企業でも気張らずに最低限のBCPから始めたら良いのではと感じます。
災害は忘れた頃にやって来る。
いかにこの緊張感をいざと言う時に役に立てるかは私たち一人一人の責任でしょう。
こうして提案する当社では、備蓄品や避難道具、発電機など最低限なものは持っています。
しかし恥ずかしながら訓練はまだまだ必要です。
もしお時間の有る方はぜひ危機管理産業展2011に足を運んでみてください。
下記サイトをご参考頂ければと思います。