皆さんは栗木史多さんを御存じでしょうか?
最近はTVなどメディアにも多く出演されているのでご存じの方も多いと思います。
まだ20代の若さで世界6大陸最高峰に単独無酸素で登頂に成功している若き登山家…いや冒険家であり挑戦家でもあります。
今もエベレストの単独無酸素登頂に挑戦していて、たとえ一度や二度失敗したとしてもそれは次へのステップとして、必ずや成功まであきらめない無類の精神力の持ち主です。
こう書く筋金入りの体力と訓練を積んだアスリートを想像してしまうのですが、その彼は身長162cmでどちらかと言えば小柄な好青年と言った感じです。
その日に焼けたイケメンなマスクからは、こんな偉業を成し遂げている事が、あたかも「登山って簡単に出来るの?」と言った感想を持ってしまうのですが、皆さんは無酸素で6000mを超えると言う事が想像出来ますか?
私も一昨年とその前年に富士山を登りました。
もちろんその時に初挑戦の私は経験者と一緒にそれなり準備をして挑みました。
登山など経験の薄い私は、その数カ月前からトレーニングをし、体を慣らして挑みました。
なので、案外体力は山頂まで持った方でしたが、大変だったのが8合目付近からの酸素不足です。
7合目あたりから不調を訴える方も多いのですが、その辛さは地上では経験した事の無い、なんとも言えない頭痛と吐き気、目まいを伴います。
また酸素が薄いので一歩一歩進む度にぜいぜい苦しくなり休憩しても回復が遅く戻りません。
もっと休憩しながら標高に体を慣らして行けば良いのですが、決められた行程の中で皆について行きたい事もあり少々無理もしてしまいます。
ですから9合目からは時に過酷な味わいが出てくるのです。
その上前回の夏は気温が低く、酸欠で体温があまり上がらなくなった私は頂上付近で死の恐怖も覚えたほどです。
富士山は今や多くの方が登る割と簡単な山に捉えられますが、この酸欠と低温を甘くみると痛い目に会います。
事実、私が登頂した前日にも低体温で死亡された方がおられました。
これが高い山の怖いところなのです。
そこで話を戻しますが、世界の名立たる一級の山々を単独、しかも無酸素で登ると言う事が、どれほどの事か解って頂けたと思いますし、私には到底信じられないのです。
しかも大きな組織を持たない彼は初めは独りで資金を集め出し、協力者を集めて、それに挑む訳ですから正に計画時から「それはむりだよね」とだれもが「山を舐めている」「あきらめなさい」と言う訳です。
たしかにこんな無謀な挑戦を、まして親ならもっと心配する事でしょう。
しかしあきらめない彼は次々に世界の頂きを制覇して、今も最高峰に挑み続けているのです。
私はここで制覇と書きましたが、彼は決して誇らずに、「全てにおいて成功も失敗も感謝」しているのです。
そして夢をあきらめない。
こんな素晴らしい精神の持ち主の公演を聴いて身震いした私は、彼の本とラピスラズリ、ヒマヤラン水晶を購入し、最後に握手とサインを頂き少し雑談をさせて頂きました。
そして彼はまた「お会いしたいですね!」と言ってくれたのです。
ラッキー!
新年早々凄いパワーを頂きました。
どうでしょうか?ここまで知ったら、もっと彼の事を知りたくなりませんか?
ぜひ彼のサイトをご覧になって、彼を応援してみてください。
http://kurikiyama.jp/profile.html
http://kurikiyama.jp/profile.html
いまや各地にひた向きな彼を放っておけないファンや支援者が応援して下さっていますが、ぜひそれに加わって、そして今度また挑戦するエベレストではなんとインターネット中継をするのだそうですが、一緒に参加して見ませんか?
そんな過酷な状況を世界にみんなに中継するなんて…どこまで凄い事をやっちゃうのか。
しかしこれだけは約束して欲しいです。
どこに挑戦しても必ず戻って来てくれると言う事を。
栗城さん!
お陰さまで新年早々パワーがみなぎっている感じです。
夢はあきらめませんよ。