これは先週末の桜。
場所は新潟県五泉市（旧村松町）の、とある小学校の校庭の桜です。
村松といえば公園桜が有名で、この時期は町中が車で渋滞するほど花見客で賑わいます。
でもここはいつもの様に静寂に包まれていて、その迫力のある古木桜と田植え前の田園風景が混ざり合って、日本の代表風景として表紙を飾れるような景色が広がります。
ここが好きで私は毎年のように訪ねています。
今年は天候に恵まれて先々週の週末からおよそ１０日間ほど満開に近い桜が堪能出来たようです。
時折校庭を吹き抜ける春風に、桜吹雪がいっせいに舞い散る様は、これはやはり桜でしか味わうことが出来ない日本人の風情かと、しばし見とれてしまいました。
西に傾いた柔らかい日差しにキラキラと輝きながら上に下に舞う花びらは格別です。
夕方近くになって帰ろうとした時に、まだ若い夫婦が小さいお子さんとグランドを駆け回っている光景があったのですが、いつまでも浸っていたくなる、とてもゆっくりとした時間が流れていました。
東京から新潟へ、また長野経由で再び東京へ。
また来年までの桜の栞…。
どんなに忙しなくとも時間が止まる瞬間を大事にしたいと思った週末でした。
