町内観覧版に、今週この様な高齢者見守り(声掛け)訪問事業とその申請書が入っていました。
もちろんボランティアとして受け付けるものです。
この付近は約25年前のニュータウンですので、自動的に現在はミドルタウンへ移りつつあります。
部分的に新しいエリアも有りそれほど難儀な感じは有りませんが、気が付けば隣近所も子供たちがほぼ巣立ってしまい、寂しい感じは否めません。
そんな中でこの様なチラシを見ると、これは私たちがお互いに地域の問題として取り組んで行かなければならないと思う訳です。
災害時においても近隣との助け合いは重要です。
しかしいつまでもこうした地域の「隣人」に頼る事が出来るのかも分かりません。
老老介護とは親ならずとも配偶者や子も老いてしまう事を意味しますが、それは地域でも同じこと。
しかもベットタウン化した町内で、いきなり毎日声を掛けましょうも限界があるのも否めません。
ここまで通信が発達した現代で、そこはもう少しIOT技術を利用出来たら…、いやむしろ、こうした社会問題の為に技術が有るのだとすれば、先ずはその為に利用すべきなのだと思います。
現在当社が取り組む高齢者水道見守りシステムでは、トイレの水だけを利用したセンサーシステムの実証事件を始めています。
当初から進めているのは引き込み口に電気信号計測メーターを取り付けるものでしたが、そのコストが障壁となっていました。
家中で使用する水道を見守る事は、そこに住まわれる方の生活状況が手に取るようにわかり大きな利点がありますが、今回はそれをトイレだけに絞って計測するものです。
他を省いた事で大きくコストダウンが出来、また生活する上で大きな頻度を持つトイレ水を利用する事で、遠方のご家族を見守ろうとするものです。
そこで現在この実験(有料)にご参加頂ける組織の方を募っております。
住宅管理をされている不動産管理会社、家主、自治体、また地域見守りを視野に入れられているCATV会社など、それぞれに応じたポータルサイトの作成も可能です。
さしあたって10社程を目途に進めてまいりますので、ご賛同頂ける方のご意見をお待ち申しております。
緊急通報ではわからない、日々の変化から地域をも守る事で大きな安心が得られると考えています。