相次ぐ電力会社の大幅な値上げとこの冬の節約要請について…。
先日から矢継ぎ早に発表されている大手電力会社の電気料金の値上げ申請ですが、大方は来年の春からの値上について発表を行っているものです。
先の報道では東北電力で約33%、北陸電力では約46%の大幅な改定との事。
様々な消費物価が上がっている中ですが、多くの商品では高くなれば敬遠することができるかもしれません。
しかし電気だけはゼロにする事は難しいですので、来年へ向けて様々な対策が必要になって来ます。
この様に電気料金が上がって来ると巻き起こる「EVってどうなの?」論争が有るのですが、以前からお話ししていますように、そもそもがガソリン代金との比較になりますので、今回の値上げがあったとしてもまだまだEVの方が良好です。
もし1kwhが40円以上になったとしても、サクラなら10㎞走行可能ですので、120円で30㎞走行可能と言う事になります。
もっとも出先の充電器で高額な使用料金を支払う場合はこの限りではありませんが、年間を通じソーラー発電など活用が出来たり、またV2H機器を応用して家庭での電気の送受が出来る事など、様々な利便性を伴うEVは、単に燃料費の比較だけでは語れない優秀かつ商品としての有効性が高いと思います。
とにかく沢山の電力を貯めておくことが出来るなんて電気屋の私にとってこれはもう革命に近い商品ですし、ソーラーパネルからその電気を補う事すら出来るわけですから…。
電力自給自足への第一歩…写真のアマガエルもそう言ってませんか?笑
またこの冬季に電力節電要請が既に発出されています。
もちろん無駄な電気を使う方は居られないと思いますが、街中を見渡すと必要で無い電力のいかに多い事か…不必要な日中でも点灯している明かりを沢山見受けます。
エネルギーは必用なところに必要なだけ使う。
EVや蓄電池を所有してわかる事は、たとえ小さな電球であっても、それが限られた蓄電池から使っていると思うと、これが不思議と大変こまめに消すようになります。
私達は目の前のモノが、「それしかない、限られている、もう補填が出来ない」と思った瞬間、それはもうシビアに使う様になるものですね。
スイッチを入れていればずっと使えるエネルギーでは無く、限りあるタンクから使用しているエネルギーである…。
そう思うと大きな節約への意思が働くかと思います。
この冬のピークカットに協力をしながら、電気が余っている時に積極的に使わせて頂く。
今はそんな時代と認識し、行動を起こそうと思う次第です。